家族が家出したら、まず警察に行方不明者届を出してください。未成年の場合や、命の危険がありそうな場合は、ためらわずにすぐ110番か警察署へ連絡します。
警察庁の統計(令和7年)では、所在が確認された人の約半数が届の受理当日に、約8割が3日以内に見つかっています。届を出したら、置き手紙や持ち出した物を確かめ、本人の写真や立ち寄りそうな場所を整理しておくと、捜す手がかりになります。
家族が帰ってこない、連絡もつかない。そんなとき、「大げさにしたくない」「もう少し待てば帰ってくるかも」と、警察に行くのをためらう方は少なくありません。
この記事では、行方不明者届の出し方と持っていくもの、家出から最初の48時間に家族がすること・避けたいこと、警察と探偵の使い分けを、MILAE探偵社の事例とともにお伝えします。
- 行方不明者届とは、出せる人と出せる警察署
- 届を出すときに持っていくもの
- 最初の48時間に家族がすること・避けたいこと
- 警察と探偵の使い分け
家族と連絡が取れずに不安な方は、まずはお聞かせください
相談・見積もりは無料、匿名でも大丈夫です。24 時間受付。
まず警察に、行方不明者届を出す
家族の行方が分からなくなったら、まず警察に行方不明者届(以前の「捜索願」)を出してください。何時間たったら出せる、という決まりはありません。「家出かもしれない」と思った段階で相談して大丈夫です。
特に、次のような場合は、すぐに110番か警察署へ連絡してください。警察は、命や体に危険が生じているおそれがある人を「特異行方不明者」として、優先して捜します。
- 未成年で、犯罪に巻き込まれるおそれがある
- 遺書がある、「死にたい」と話していたなど、命を絶つおそれがある
- 高齢、病気、認知症などで、自分の身を守れないおそれがある
- 事故や事件に巻き込まれた心当たりがある
| 届を出せる警察署 | 届を出せる人 |
|---|---|
| 本人がいなくなったときに住んでいた場所を担当する警察署(遠方に住んでいるなどの事情があれば、いなくなった場所や、届け出る人の住所を担当する警察署でも受け付けてもらえる) | 親や後見人、配偶者(事実婚を含む)やその他の親族、同居している人や雇い主など、本人と生活の上で関わりが深い人 |
届を出すときに持っていくもの
届を出すときは、本人の写真と、届け出る人の身分証を持っていきます。警察では、本人の特徴や、いなくなったときの状況、原因の心当たりなどを聞かれます。
- 本人の写真(顔がはっきり分かる、できるだけ最近のもの)
- 届け出る人の身分証
- 置き手紙やメモなど、本人が残したもの
- 身長・体型・髪型・いなくなったときの服装・持ち物などの特徴
- いなくなった日時と場所、最後に連絡を取ったときの様子
- 携帯電話の番号、使っているSNS、車の車種とナンバー(あれば)
- 通っている学校や職場、親しい友人、よく行く場所
すべてそろっていなくても、届は出せます。分かることから伝え、あとで思い出したことは、担当の警察署に連絡して伝えましょう。
最初の48時間に、家族がすること
最初の数日は、見つかる可能性がいちばん高い時間です。警察庁の統計でも、所在が確認された人の約8割が、届の受理から3日以内に見つかっています。
| 届の受理から見つかるまで | 割合 |
|---|---|
| 受理した当日 | 49.1% |
| 2〜3日 | 29.7% |
| 3日以内(合計) | 78.8% |
| 7日以内(合計) | 84.9% |
| 1年以上 | 3.5% |
家の中を確かめる
置き手紙やメモがないか、何を持って出たかを確かめます。財布、通帳、保険証、着替え、スマホの充電器などがなくなっていれば、ある程度準備して出た可能性があります。パソコンや手帳に、行き先の手がかりが残っていることもあります。
連絡を試みる・心当たりに聞く
電話やメッセージで連絡を試みます。メッセージは責めずに、「心配している」「帰ってきてほしい」と短く伝えるほうが、本人が返事をしやすくなります。親しい友人や学校・職場など、心当たりにも連絡します。
情報をまとめ、警察と共有する
分かったことは、時間の順にメモしておきます。新しい手がかりが見つかったら、担当の警察署に伝えてください。
事例:未成年の娘の家出。3日で居場所を確認(40代女性・埼玉県)
- ご相談:高校生の娘が「友達の家に泊まる」と言ったまま2日帰らず、スマホの電源も切られていた
- 調査:警察への届け出と並行して3日間(1日5時間)、調査員3名。友人関係や、本人が公開しているSNSを確認
- 費用:基本料金265,500円(5,900円 × 15時間 × 3名)+交通費などの実費。急ぎのため時間制プラン
- 結果:SNSで知り合った人物の住まいにいることを確認し、すぐに警察へ情報を伝えた。警察が娘を保護した
未成年の家出は一刻を争います。まず警察へ。探偵は、その上で手がかり集めをお手伝いします。
最初の48時間に、避けたいこと
焦って動くと、かえって本人が戻りにくくなったり、トラブルを招いたりすることがあります。
- SNSで写真や名前を広く拡散する:本人を狙う人に居場所を知られたり、本人が戻りにくくなったりすることがある。公開して捜すかどうかは、警察と相談して決める
- 本人のSNSやメールに、IDとパスワードでログインする:家族でも、不正アクセス禁止法に触れるおそれがある
- 責めるメッセージを送る:「なぜ勝手に」と責めると、本人が連絡を絶ってしまうことがある
- しばらく様子を見る:時間がたつほど手がかりは消えていく。迷ったら、まず警察に相談する
警察に届けたあとの手がかり集めも、ご相談いただけます
相談・見積もりは無料、匿名でも大丈夫です。24 時間受付。
時間がたってしまった場合は
家を出てから時間がたつほど、見つけるのは難しくなります。警察庁の統計でも、見つかるまでに1年以上かかった人は3.5%で、時間がたってからの捜索は長引きやすくなります。それでも、届を出していなければまず届を出し、早めに手を打つことが大切です。
事例:2か月探しても、夫は見つからなかった(30代女性・東京都)
- ご相談:夫が置き手紙を残して家を出た。ご相談は、家を出てから1年近くたってからだった
- 調査:約2か月、調査員2名。聞き込みと、立ち寄り先の確認
- 費用:成功報酬制プランで、着手金50,000円+交通費などの実費。見つからなかったため、成功報酬はかからなかった
- 結果:半年前まで都内にいた形跡はつかめたが、その先の手がかりが途絶え、居場所は分からなかった。ご依頼者さまと話し合い、調査を終えた
時間がたつほど、手がかりは消えていきます。警察に行方不明者届を出したうえで、探偵への相談も早めに。
警察と探偵の使い分け
家族がいなくなったら、まず警察へ。探偵は、警察への届を出したうえで、聞き込みや手がかりの確認をお手伝いします。MILAE探偵社では、家出のご相談を受けたら、まず警察に届を出したかを確かめ、未成年や命の危険が疑われる場合は、警察への連絡を先にしていただいています。
大人が自分の意思で家を出た場合は、本人の意思が尊重されます。居場所が分かっても、本人が会いたくないと言えば、無理に連れ戻すことはできません。それでも、無事が分かるだけで安心できることもあります。
事例:連絡が途絶えた息子は、寮のある工場で働いていた(50代女性・神奈川県)
- ご相談:息子が仕事を辞めたあと連絡が取れなくなり、アパートもすでに引き払っていた
- 調査:約2週間、調査員2名。以前の同僚などへの聞き込み、本人が公開しているSNSの確認
- 費用:成功報酬制プランで、着手金30,000円+成功報酬150,000円(計180,000円)+交通費などの実費
- 結果:県内の寮のある工場で働いていることが分かった。本人が「今は会いたくない」と話したため、ご依頼者さまには「元気で働いている」ことだけをお伝えした。半年後、本人からお母さまに連絡があった
「見つける」ことと「会える」ことは別です。それでも、無事が分かるだけで安心できることもあります。
急ぎの家出には、即日の調査にも対応しています(当日の依頼は割増になることがあります)。人探しの料金と、見つかりやすいケース・見つかりにくいケースは人探しを探偵に頼む費用は?の記事、調査の内容は人探し・家出調査のページ、料金の計算は調査料金のページで説明しています。
よくある質問
家出から何時間たったら、行方不明者届を出せますか?
何時間たったら出せる、という決まりはありません。「家出かもしれない」と思った段階で、警察に相談してください。未成年の場合や、命の危険がありそうな場合は、すぐに110番か警察署へ連絡してください。
行方不明者届は、どこの警察署に出せばいいですか?
本人がいなくなったときに住んでいた場所を担当する警察署が基本です。遠方に住んでいるなどの事情があれば、いなくなった場所や、届け出る人の住所を担当する警察署でも受け付けてもらえます。
届を出せば、警察が必ず捜してくれますか?
警察は、命や体に危険が生じているおそれがある人を、特に優先して捜します。それ以外の場合は、届を出しておくことで、警察の活動の中で本人が見つかったときに連絡を受けられるなどの意味があります。手がかりを集めたい場合は、探偵にもご相談ください。
大人の家族が自分の意思で出ていった場合も、探してもらえますか?
探すことはできます。ただし、大人が自分の意思で家を出た場合は本人の意思が尊重され、居場所が分かっても無理に連れ戻すことはできません。居場所や無事をどうお伝えするかは、状況に合わせてご相談します。
相談だけでもいいですか?
はい。相談・見積もりは無料で、匿名でも大丈夫です。電話・LINE・フォームで24時間受け付けています。相談したからといって、契約する必要はありません。
まとめ
家族が家出したら、まず警察に行方不明者届を出してください。未成年や命の危険がありそうな場合は、すぐに110番か警察署へ。警察庁の統計では、所在が確認された人の約8割が届の受理から3日以内に見つかっています。
届を出したら、置き手紙や持ち出した物を確かめ、責めずに連絡を試み、分かったことを警察と共有します。手がかり集めを急ぎたいときは、警察への届と並行して探偵にもご相談ください。
関連するページ:人探し・家出調査/人探しを探偵に頼む費用は?/調査料金/調査までの流れ
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出典:警察庁「令和7年における行方不明者届受理等の状況」、行方不明者発見活動に関する規則(e-Gov法令検索)、警視庁「行方不明者届について」、不正アクセス行為の禁止等に関する法律(e-Gov法令検索)
